■ 蟻の冬虫夏草の食の効能について
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蟻冬虫夏草は、スーパーサプリメントです。
@ 二日酔いの解消と予防
A 肝臓機能の保護と促進
B 血中コレステロール低下による高血圧、脳卒中、動脈硬化 の予防
C ボケやパーキンソン氏病予防
D 血管拡張作用による血圧降下、眼圧低下作用による緑内 障の予防
E 水分代謝促進により、中性脂肪やLDL−コレステロールが 増えるのを抑制し、動脈硬化の予防や脳疾患(脳梗塞や脳 出血)の予防及び美容保湿効果
F 免疫力増強作用
G 血糖降下作用
H 急激な老化現象の抑制・遅延
I 活性酸素除去作用による生活習慣病やガンの予防 |
■ 蟻の冬虫夏草の化学成分について
蟻冬虫夏草の化学的成分は、表1に示したように、水分、タンパク質、脂質、
糖質、食物繊維、灰分などで構成されています。
表 1 蟻冬虫夏草の化学的成分表 (100g) |
タンパク質 |
11.80g |
食物繊維 |
10.50g |
水分 |
5.60g |
糖質 |
69g |
内 |
β-グルカン |
4.80g |
マンニトール |
1.73g |
脂質 |
2.50g |
灰分 |
0.68g |
100g総カロリー |
388.4kcal |
糖質には、マンニトールやβーグルカンと呼ばれる多糖体が特に多い。また、
タンパク質の中には、表2に示すように、私たちの体に欠かせない多くのアミノ酸
が含まれている。中でも、体内では合成できない8種類の必須アミノ酸(表2)が、
同時に、摂取することができる。
表 2 蟻冬虫夏草のアミノ酸自動分析法による
遊離アミノ酸量 (100g中) |
チロシン |
359mg |
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グルタミン酸 |
302mg |
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アルギニン |
299mg |
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プロリン |
166mg |
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リジン |
133mg |
○ |
アラニン |
128mg |
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セリン |
92mg |
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スレオニン |
91mg |
○ |
アスパラギン酸 |
89mg |
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ヒスチジン |
71mg |
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バリン |
60mg |
○ |
フェルアラニン |
33mg |
○ |
ロイシン |
33mg |
○ |
イソロイシン |
19mg |
○ |
グリシン |
18mg |
|
トリプトファン |
16mg |
○ |
ミスチン |
10mg |
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メチオニン |
5mg |
○ |
メモ : ○印は、必須アミノ酸 |
さらに、表3のように、体にとって、極めて必要なミネラルも多く含まれています。
表 3 蟻冬虫夏草に含まれるミネラル (100g) |
カリウム(K) |
145.00mg |
ナトリウム(Na) |
44.20mg |
マグネシウム(Mg) |
25.20mg |
カルシウム(Ca) |
10.30mg |
亜鉛(Zn) |
2.45mg |
鉄(Fe) |
0.49mg |
マンガン(Mn) |
1.23mg |
銅(Cu) |
342µg |
セレン(Se) |
7µg |
アミノ酸のアラニンは、アルコール代謝を促し、二日酔いの解消を肝機能の
保護及び促進に役立ちます。また、血中のコレステロールの低下と高血圧や
脳卒中の予防にも効くといわれています。
チロシンは、ボケやパーキンソン氏病にも効果があるとのことです。また、
チロシン・セリン・アラニンは、糖尿病に有用であるといわれています。
蟻冬虫夏草100g中に含まれているマンニトール1.73gは、血管拡張作用があり、
血圧を下げる効果があります。また、眼圧を下げ、緑内障を予防する効果があり
ます。さらに、水分代謝を促進する作用があります。中医学では、体の中の水分
や潤い分の代謝が悪くなると、「痰濁(たんだく)」が出てきます。中医学でいう「痰濁」
には、風邪を引いたときなどに出る痰だけでなく、体内に停滞した病理産物を全て
含むため、むくみや排尿困難、さらには、高血圧や動脈硬化を起こす原因となる
中性脂肪やコレステロールも、「痰濁」に含まれます。
つまり、利尿効果、降圧効果、動脈硬化の予防、美容保湿効果があります。 蟻冬虫夏草には、坑ガン作用や免疫力増強作用があると言われています。
それは、表1のβ-グルカンは、これらの作用が注目されている各種の霊芝(五色
霊芝、白樺(チャガ)霊芝、万年茸など)や茸の各種(アガリスク茸、メシマコブ、椎茸
など)にも含まれています。
免疫力とは、2つの能力を指しています。1つは、体に侵入してきた体にとっての
異物を排除する能力です。もう1つは、生まれつき自分の体に合ったもの(自己)と、
そうでない、所謂、体に害となるもの(非自己)を識別する能力のことです。
免疫力を高めるということは、「異物を排除する力」と「異物かどうか見分ける力」、この
両方を高めたり、強化したりすることを意味するのです。
体内に侵入した細菌やウイルス、体内で発生したガン細胞(人体では、1日に数百万個
というガン細胞が発生している)などは、体に害となる異物ですから、活性化した免疫細胞
が攻撃し、異物を守っています。一方では、花粉のように、体に害を与えるような異物でな
いものまでに、過剰に反応し、花粉症や各種アレルギーを起こすのも、免疫力の低下による
ものなのです。
免疫力が低下すると、ガンだけでなく、ちょっとしたことで体調を崩し、細菌やウイルスに
感染しやすくなります。ちいさな子供や高齢者や長期間疾病中の人が感染症にかかり易い
のも、免疫力が低いことが原因と考えられています。
つまり、免疫力を高めれば、風邪からガンまで、かかり難くなります。免疫力を担う免疫細
胞は、骨髄・胸腺・脾臓・リンパ節・扁桃腺・腸などの器官や組織で免疫系を構成し、日夜
惜しみなく働いています。 |