【お知らせ】
・2012.7.27(金)
惠のニーム茶情報通信更新
・2012.7.5(木)
事務所機能拡充のため
下記へ移転しました
〒760-0018
高松市天神前10-5-6F
TEL/FAX: 087-862-3080
・2012.11.21-24
第6回世界ニーム会議に出席します
『恵みのクリーム』
レピータが購入頂いています
・インド/NGOニーム財団原料 提供
・インド4000年来、
アーユルヴェーダに記述
・皮膚の改善に使用
| |
「ニーム情報通信」
No.40
2008.09.20 発信者:ヒューマニック・インフォ
■ニームの木
ニームの木について紹介しましょう。
ニーム(インドセンダン)は古くから樹皮の煎じ汁が回虫の駆虫薬に使われたり、葉の汁が皮膚病の外用
薬になる、煎じてマラリヤの薬にする、ニームの小枝で歯磨きをするなど薬木として知られてきました。ま
た、木から抽出した汁を化粧水として美容に使ったりしてきました。
厚生労働省は平成15年5月に食品衛生法を一部改正し、3年間でポジティブリスト制度(農薬等が残留する食品の販売等を原則禁止する制度)を導入することを決めましたが、このほど、人の健康を損なう恐れのないことが明らかである物質が公表されました。この中で「ニームオイル」とニームの成分の一つである「アザディラクチン」の2物質が含まれました。 今回の発表により、「ニームオイル」およびニームの成分の「アザディラクチン」の安全性が改めて証明されたことになります。
ニームは、高さは約30メートル位になる常緑樹です。現在、ニームは、南アジア、インド、アフリカ、中南米、オーストラリア等に広く分布しています。原産地はインド及びバングラディシュと言われており、暖かい海岸地方に育つ常緑樹です。木のどの部分を噛んでも苦い。インドでは古くから穀物や衣類、経典などからの草食昆虫避けとして日常的に愛用されてきました。これがニームの木です。
インドでは、昔からアーユルベーダ(インド医学)の薬として、このニームの「葉」、「実」、「樹皮」が伝統的に治療薬として使われてきました。
例えば、『心臓病、高血圧、動悸、乾癬、解熱、鎮痛、関節炎、リウマチ、糖尿病、癌、消化不全、潰瘍、口内炎、神経系疾患、ストレス、マラリア、気管支円、皮膚炎』であり、最近では『避妊薬』に使われているそうです。
サイパンでは、『ニームの葉をお茶替りに飲み続けた糖尿病患者の病状が改善された』と言う報告があります。
1920年頃からニーム石鹸が販売されています。1975年からニームオイル石鹸も販売されています。美容にも良く、インド国内ではフェイスクリーム、シャンプー、ローションも製品化されているようです。
また、家畜の虫下しに効くということからニームの葉の粉末を混ぜた家畜補助飼料や、ニーム樹皮の抽出物が入った練り歯磨きや歯磨きパウダーもインドでは人気だそうです。
現在、「ニーム」は農業分野で使われることが圧倒的に多いと思われます。
「ニームケーキ」を圃場に撒けば、『シロアリや線虫でやられることはない』と言うことです。また、『窒素肥料効率が改善されるので硝酸態窒素が地下水に流れ込む機会も少なくなります。』
「ニームケーキ」はもともとサトウキビの肥料や港でのシロアリ対策に使われていたようです。稲の苗を植えつける前に田んぼにニームの葉をいれたり、苗床に葉や小枝を入れたり、種をニームオイルで処理したりして病害虫発生を予防する方法も昔からインドでは伝統的に行われていました。
また、インドでは「ニームの葉」を2〜3%穀物に混ぜて貯蔵すると、害虫による被害を予防すると言うことが昔から言い伝えらています。
この木に含まれる『アザディラクチン』と言う成分が『昆虫の幼虫の脱皮や孵化を妨げる効果』があります。『アザディラクチン』と言う成分は、一度、害虫の体内に入ると、その変態を阻害し、脱皮や孵化ができなくなります。また、害虫の食欲が著しく減退し、害虫自らが餓死してしまいます。
木のどの部分を噛んでも苦く、現地では虫よけの木として畑などに植えています。
同様に、タンスに葉や小枝を入れて衣類が虫にやられないようにしているそうです。
このような効果が見られる木『ニーム』ですが、栽培は平均気温23度が最適ですが、生命力が強いので寒冷地や乾燥した砂漠地帯でも育ちます。
|
|